キーワード
【弁済】
・債務者が約束通りの給付をして、債権を消滅させること。
【代位弁済(代位による弁済)】
・保証人など、債務者以外の人が債務者に代わって債権者に弁済した際に、債権者の保有していた『債務者に対する債権』が、弁済した人に移ること。
→弁済した人が債務者に対して、「お金返してね」と言える権利を持つようになる。
【代物弁済】
・弁済者と債権者との間で契約して、本来の給付の代わりに別のもので弁済すること。
【相殺】
・差し引きして、帳消しにすること。
【自働債権】
・「相殺しますよ」と言った側の債権。
【受働債権】
・「相殺しますよ」と言われた側の債権。
【相殺適状】
・相殺を主張するための4要件を満たした状態のこと。
【債権譲渡】
・債権を、譲受人と譲渡人の合意により譲渡すること。
→渡す方と受け取る方の合意があれば、債権を譲渡できる。
【譲渡制限の意思表示】
・譲渡を禁止・制限する特約。
その他のワード
この分野の問題を解いていると、日常生活ではなかなか聞き慣れないワードが並んでいて、問題文が難解に感じます。
これを解決するためには、出てきたワードで理解が曖昧なものがあったらその都度調べて、潰していくことが大事です。
そうすることにより、問題文を頭の中で翻訳することができ、スラスラと内容が理解できるようになります。
問題文に出てきたワードを記録しておきます。
【債務】
・何かをしなければいけない義務。
【債権】
・何かを受け取る権利。
【無権限者】
・権利がない者。例:100万円を受け取る権利はあるけど、それ以上の額を受け取る権利はない。
【弁済受領権限】
・弁済を受けられる権限。
【外観】
・外見。
【善意】
・知らないこと。
【銀行振出し】
・小切手用紙に必要事項を記載して、銀行員を押印して相手にわたすことを、小切手の振出しという。
【明け渡し】
・建物などを立ち退き、大家さんや不動産屋さんに引き渡すこと。
【弁済期】
・債務者が債務の弁済を行わなければいけない期限。
【差押え】
・借金などの返済を怠っている債務者に対して、債権者が強制的に換金可能なものを差押えて取り立てを行えるようにすること。
【代金債権】
・金銭に対する請求権。
【具備】
・必要なものが十分に備わっていること。
問われるコト
問題集を解いてみて、問われがちだと思ったことを、記録しておきます。
■弁済できる第三者・・・どういう人が当てはまるか、
■受領者以外の者に行われた弁済が湯ゆこうな場合とは?
■弁済による代位(代位弁済)
■代物弁済
■相殺
■自働相殺と受働相殺
■相殺適状(4要件)
■相殺できない場合
■債権譲渡を債務者に対抗するための要件
■債権譲渡を、債務者以外の第三者に対抗するための要件
■債権の譲渡における相殺権