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【血肉になる読書術】本に書き込む派?きれいに読む派?〜書き込むほうが圧倒的にメリットが多い理由を解説〜

2020年9月17日

ライト
こんにちは!ライトです。

突然ですが、あなたは読書をするときに、本に色々と書き込む派ですか?それともきれいに読む派ですか?

 

樺沢紫苑著『アウトプット大全』によると、樺沢氏が行った調査では、書き込み派7割きれいに読む派3割という結果が出たそうです。

 

ライト
なんか、これは意外な結果でした!自分の周りは書き込む派のほうが圧倒的に少ないので。アンケートを行った人がアカデミックな人が多かったのでしょうか。

 

 

いずれにしても、僕は本に書き込むことは、圧倒的にメリットの方が多いと思っています。

 

 

実際に自分は、参考書にとことん書き込んで勉強した結果、気象予報士試験に合格しました。また、週10冊ペースの読書週間が身についているのですが、どの本も書き込みだらけです。

 

この記事では、そんな私ライトが、本に書き込んで読むことのメリットや、読書法についてお伝えします。

 

 

この記事でわかること

・本に書き込むことのメリットってなに?

・何を書き込むの?

・どのように読めば本の内容を覚えられるの?

 

 

本に書き込む派・きれいに読む派の言い分〜売りたいからきれいに読む?〜

 

 

 

ライト
樺沢さんの研究では本に書き込む派が多いことが明らかになりましたが、ではなぜ、本に書き込んでいるのでしょうか。一方、なぜ本に書き込まず、本をきれいなまま読み進めるのでしょうか。

それぞれの言い分を、身の周りに聞いたことをもとにまとめてみました。

 

 

まず、本に書き込む派の意見は、、

 

 

書き込む派

・本一冊に情報を詰め込む事ができる

・読み返したときに大事な箇所がわかる

・内容を覚えやすい

・読んでる感が出る

・愛着がわく

 

 

一方、書き込まずにきれいに本を読む派は、、

 

 

きれいに読む派

・本はきれいに読むもの

・売れなくなる

・色をつけた箇所にしか目がいかなくなる

・早く読めない

・時間の無駄

 

 

といった感じです。

 

 

ライト
まぁ、どちらの言い分もわかりますね!笑

 

 

ただ、このあとの僕の解説で、きれいに読む派の方々の言い分や悩みを解消できると思います。

 

本に書き込むことのメリット

 

 

■記憶に残る

書き込むことの一番のメリットは、本の内容が記憶に残りやすくなることではないでしょうか。

 

大事ですよね。そもそも本を読むのが目的ではなく、本を読んで、その内容を自分の血肉にすることが目的なのですから。

 

「本を多読して勉強するんだ!」と息込んで読書を始めた方も、いざ始めてみると、最初の方のページの内容を忘れている、数日経ったら全然覚えていない、、という悲惨な経験をした方も多いのでは?

 

それは、読んだ本の内容をインプットしても、すぐにアウトプットできていないからです。
アウトプットは人に話すでもいいし、TwitterなどのSNS、ブログに書き込むでもいいです。

 

最も効果のあるアウトプットは、インプット直後に行うこと

 

つまり、読書したあとすぐにアウトプットを行うことです。

 

とはいえ、すぐ近くに話せる友達がいないことは多いと思いますし、本を読みながらTwitterやブログに書き込むのも作業が行ったり来たりして面倒、、という方も多いと思います。

そんな悩みのある方は、読んだらすぐに本に書き込んでアウトプットするという方法がオススメです。

 

先に書きましたように、読んだ直後にアウトプットすると効率的です。

その理由は、本を読んでインプットした直後が、最も情報量が多いから。

そりゃそうですよね。読んだ直後はほぼほぼ内容を覚えていますよね。

 

ポイント

・本を読んだ直後にアウトプットすることが大事。
→Twitterに書き込む、人に話すなど方法はいろいろ。
→一番手っ取り早いのが本に書き込むこと!

 

また、「書く」という作業をすることにより、脳の脳幹網様体賦活系(RAS)という所が刺激され、大脳皮全体全体に信号が送られて集中力が増す働きをします。

難しく書きましたが、要は書くことにより、書かれている文章に対して注意深く読むようになる、注意深く理解するようになるということです。

 

ライト
ただ読むだけだと、流し読みして全然頭に残らなかったりしますよね。書くことで、一旦立ち止まって考えるし、漢字も意外と書けないもんだなと気づいたり。

 

■理解が深まる

読んだ本の理解も深まります。

 

本のページの空きスペースに書き込むわけですが、そのときに文章の要約やポイントを自分の中で考えて書くことになると思います。

そのときに、頭の中で咀嚼して自分の言葉で落とし込むわけですから、内容を理解していないと書き込めないわけです。

書き込まずに読み進めるよりも、立ち止まる回数が増え、自分の頭の中で理解しようと頻度が多くなります。その結果として、理解が深まるわけですね。

 

■ひと目でわかる

本を読んで気づいたことをメモする、キーワードや用語、説明文にラインを引いておくなどしておくと、あとから見返したときに要点や大事なことがひと目でわかります。 

 

そのときにじっくり読んでも、あとあと読み返したら全然内容を覚えていなくて、また一から読み直し、、なんて経験をした方も多いはず。。

メモ書きしておくことで、文章全部を読まなくても内容が蘇ってくると思いますし、キーワードや説明文にラインを引いておくことで、2回目からは大事な部分に目が行き、スッと内容が頭に入ってくるようになると思います。

人間が記憶できる量は決まっているので、大事なところ、自分に必要なところを優先的に覚えていくことが大事です。

 

■自信になる

メンタル的なことになりますが、本に書き込むことで自信になります。

 

学生時代に、テスト前にボロボロの参考書を見て、「これだけやってきたんだから絶対大丈夫!」と思ったことありませんか?

 

それと同じです。

 

本へのメモ書き、パラパラめくると蛍光ペンの色がついたページばかり。

なんか、本を読み込んだぞ!って感じがしてきて、自信が湧いてきますよね。

それと同時に、本に愛着が湧き、本を売ろうなんて気持ちはどこかに行ってしまい、むしろ相棒になります。

 

ライト流!〜書き込み読書術のオススメの方法を伝授〜

 

 

ライト
さて、ここまで本に書き込みながら読書することのメリットを解説させていただきましたが、私ライトが実際に行っている書き込み読書術の方法をご紹介します。少しでもご参考になれば幸いです。
 

 

 

■第一ステップ サラサラと読みながら「鉛筆で線引き」

まず、第一ステップとして、サラサラと読みながら、鉛筆で線を引いていくということ。  

 

 

最初から全部を理解しようと思わないでください。
知識がない中で最初から全部理解しようとういう気持ちで読んでしまうと、全く前進しません。
読み進めていくうちに、フワっと理解→まあまあ理解というレベルに達するので大丈夫です。
とにかくサラサラと読み進めて、すぐに読み終えてください。 

 

このときに鉛筆で行う作業ですが、僕の場合はこんな感じです。

 

ポイント

・キーワードや用語はカギ括弧『』をつける。

・キーワードや用語の説明文、大事だと思う部分

 

 

まず、本を読み進めていく中で、キーワードや用語が出てきたらカギ括弧『』で囲みましょう。
このときのポイントは、自分の知らないキーワードや用語だけにカギ括弧『』をつけること。
知っているものは、もう頭の中に入っているので、カギ括弧『』をつける必要はありません。
無駄な作業は省きましょう。

 

そして、キーワードや用語の説明文、大事だと思う部分には線を引きましょう。
このとき、「線引きすぎかな?」とか思わなくても大丈夫です。
鉛筆で薄めに引きだけですので、あとから読み返しても邪魔になりません。
直感的に大事だと思った部分は、ガツガツ線を引きまくりましょう。

 

ライト
本の厚さにもよりますが、得意・専門分野の新書(200ページ前後)なら2〜3時間、知識のない分野の新書なら2〜4時間ほどで、サラサラ鉛筆読書は終えます。厚い専門書でも、その日のうちにとりあえず読み通します。

 

■第二ステップ キーワード・説明文に「蛍光ペンで線引き」

一冊読み切ったら、翌日などすぐに2周目に入ってください。
2周目も1〜2日で完了します。

 

この2周目で色ペンを使います。
僕の場合は蛍光ペンです。

 

蛍光ペンの使い方はこんな感じです。

 

ポイント

・キーワードや用語は『ピンク色で文字の上から線を引く』

・説明文や重要部分は『黄色で文字の右側に線を引く』

 

やり方は自由ですが、僕はこの方法を取っています。

 

キーワードや用語をピンク色で文字の上から線を引く理由としては、やはり大事なところが強調され、あとから見返したときに目立つからです。

 

説明文や重要部分を黄色で引く理由としては、こちらも目立たせたいから。ただし、キーワードや用語ほどは目立たなくていいので、ピンク色よりは目立ちにくい黄色、文字の上からではなく右側に線を引く、といった具合で差別化を図っています。

 

このとき、黄色ラインを引くときに大事なことは、鉛筆で引いた箇所全部に黄色ラインを引くわけではないということ。

 

一冊読み終えると、本当に大事なところ、自分に必要なところがわかるはずです。
なので、鉛筆ではガツガツと線を引きましたが、その中でも特に大事なところを選抜して黄色ラインを引くようにしましょう。

 

ライト
さすがに黄色ラインだらけになると、大事な箇所がどこなのかわからなくなり、黄色ラインを引く意味がなくなります。だから、知識のない初読のときは目立たない鉛筆で線を引くという作業をして、2周目に読むときにはさらに選抜したところに黄色ラインを引くというステップを踏んでいるのです。

 

■第三ステップ 大事なことを「メモ書き」

2周目で蛍光ペンを使い重要な箇所を確認したら、すぐに3周目に入ります。
この3周目はじっくり読んでいきましょう。

 

とはいえ、2周読み大事な箇所に色をつけているので、めちゃめちゃ時間がかかるということはないはずですので、ビビらなくて大丈夫です。

 

じっくり読む理由は、書かれている文章を『自分なりに解釈する・理解する』ためです。

 

書をし、その内容を自分の血肉とする上でも、最も大事な作業かもしれません

 

じっくりと読み、大事な箇所の説明を、自分なりに要約して、ページの空きスペースに書くという作業をしてみてください。
このときに、自分の頭の中で「つまりこういうことだよな」みたいな感じで、自分の言葉に置き換える作業をするはずです。
この作業をすることにより初めて、自分で理解したことになります。

 

第一、第二ステップの線引きの段階では、まだ理解はしていません。大事な箇所をわかりやすくするだけの作業です。
ですので、線を引いただけで理解したつもりになってはダメです。
しっかり自分の言葉で本にメモ書きし、得た知識を落とし込みましょう。

 

 

このとき、メモを書くスペースが足りなければ、メモを書ける付箋を利用するといいでしょう。

 

それでも書く場所が足りないという場合。

 

それはきっと、無駄なことが書かれているはずです。

 

何のためにメモ書きするかというと、本に書かれている大事な部分を引っこ抜くためですよね?
全ては本に書かれているわけですから、あれもこれもと欲張ってメモ書きする必要はありません。
どうせそんなに覚えられませんし、時間がもったいないです。

 

要点を抑えてメモ書きすることが大事です。

 

また、イラストや図を描いてみるのもオススメです。

例えば、英単語や漢字、ことわざの意味や成り立ちをイラスト化する。
法律の勉強をしているのであれば、判例をイラストにしてみる。

 

ライト
文字よりもイラストのほうが覚えやすいこともあるので、ぜひ試してみてください。

 

■第四ステップ 他所でアウトプット「話す・SNSに書く」

第四ステップで知識の定着を狙います

 

行うこととしては、人に本で得た知識を話したり、TwitterなどのSNS、ブログなどに書いてみることです。

 

本にメモ書きすることもアウトプットであり、理解したことになります。

ただし、内側(自分の中)でアウトプットしただけ。

自分以外の誰か、つまり外側にアウトプットできるかどうかで、本当に理解したか、インプットしたかどうかがわかります

 

人に説明する、Twitterやブログに書くときに、「あれ?どう説明すればいいんだっけ?」状態になることがあると思います。
この状態だと、残念ですが、理解できていません。

 

でも大丈夫。

 

それは気づきです。自分がわかっていない箇所に気づくことができたのです。

 

 

疑問がわいたあと、すぐに本を読み直すことで、記憶に留まりやすくなります。

そしたらまた、ほかの人に話したりしてアウトプットしてみてください。

 

 

これを繰り返したあなたは、本の内容が血肉になっていることでしょう。

ライト
お読みいただきありがとうございました!今回はこれで以上です。

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